ミノキシジルタブレット

男性型脱毛症に効果が認められている薬は2つ

 

効果が認められている薬は、下記の2つのみです。他は、明らかな効果が認められていません。

 

 ■ フィナステリド(商品名 プロペシア)
 ■ ミノキシジル (商品名 ロゲインなど)

 

 

プロペシア

AGA治療薬で最も広く普及しているのが、「プロペシア」とプロスカー。
発毛成分、フィナステリドを含有しています。

 

2006年で、世界60カ国以上で男性型脱毛症の治療薬として承認されています。

 

日本では、2005年10月に厚生労働省に承認され12月にプロペシアが販売されています。
1日1錠の服用を半年ほど続けることにより多くの人が発毛を実感しています。

 

このフィナステリドは、DHTの生成を阻害することにより抜け毛効果を発揮します。

 

DHT(ジヒドロテストステロン)は皮脂腺の受容体と結びつき、過剰な皮脂を分泌させ、毛穴を塞ぎます。
毛穴が、塞がることにより男性型脱毛を誘発します。

 

男性型脱毛症は、時間とともにゆっくりと進行します。つまり抜け毛を防げば薄くなりません。
国内の臨床試験では、半年で48%、1年で58%、2年で68%、3年で78%の人の髪の毛が増えました。
髪の毛が増えるだけでなく太さ、長さも改善されます。頭頂部だけでなく生え際にも効果があります。

 

副作用は、頻度不明であるが、肝機能障害があるらしい。

 

ミノキシジルタブレット

このプロペシアに対してさらに強力な発毛効果があるとされるのが「ミノキシジル タブレット」です。

 

ミノキシジルとは、もともと血管を拡張し、血圧を下げる薬としてアメリカで使われていました。
ところが、ミノキシジルを服用した人の多くに副作用として多毛症になる人が多く現れました。
この多毛症を研究して、脱毛症に効果があることが認められました。

 

現在では、多くの育毛剤に配合されています。
頭皮に塗布するリキッドタイプと経口タイプがあります。
リキッドタイプは、日本でも発売されています。あの水谷豊さんがCMしている「リアップ」です。
リキッドタイプには、1%、5%、7%、15%、16%までいろいろな濃度があります。
日本では、5%までです。5%のリアップ5は、結構な価格です。
ところが、頭皮に塗布してもなかなか、毛根まで吸収されないためか、その効果は限定的となりがちです。
また意外に、塗布することは面倒なのです。髪の毛がべと付いたしますから、継続が難しいようです。
高価でありながら効果が実感できる人は、意外にも少ないのです。

 

リキッドタイプを塗布しても効果に至らなかった人たちの多くは、経口タイプの「ミノキシジル タブレット」を使います。
最強の発毛薬と言われるだけの効果があります。
しかし、効果が高い故に、そこにはリスクも多くあります。

 

リスク1 ; 血圧低下または、心臓への負担。
       血管拡張するのですから、心臓は今まで以上に血液を送らなければなりません。

 

リスク2 ; 全身に毛が生えます。体毛が濃くなるのです。

 

この2つのリスクを頭に入れて使用しなければなりません。
そして、正しく用法しなければいけません。
大量に服用することは危険です。